専門医のメッセージ

2024年度 脳神経外科専門医試験 小山先生合格体験記

小山広士

髙木先生をはじめとした多くの先生方のおかげ様で、脳神経外科専門医試験に合格出来ました。この場を借りて、これまで関わってきた多くの先生方、コメディカルの方々にお礼を申し上げたく存じます。私は、専門医試験を受けることが遅くなり大学院在学中に受験することになりました。髙木先生が、人と比べなくていいから、自分のペースでやってみたら、おっしゃってくださり、それもそうやなと、その気になって受ける気になりました。自分のペースでやっていたら、なかなか勉強が進まなくて、自分のペースで勉強をするもどうかなと思いましたが、なんとか一次試験は合格できました。しかし、口頭試問で想定外の見た目が怖い先生にあたってしまい、うまく話せず落第してしまいました。髙木先生が、本当に後ちょっとやったのに、想像できる最も怖い人を想像して、口頭試問を200回、300回、イメージトレーニングすれば受かるよ、と助言してくださりました。髙木先生は本当に優しい先生だと思いました。私は、その日からブラック・レインの松田優作を試験官にして、口頭試問を頭の中で繰り広げました。中島先生や多田先生が、模擬口頭試問もして下さり、優しさが身に沁みました。私は、萩野先生や安積先生のように綺麗にまとめたノートを作ることが出来ませんでした。私が、ノートに文字を書くと小学生の自由帳と何ら変わらないのです。1ページ目と1ページ目の関係性が危ぶまれ、3ページ目には、もはや別の存在になっておりました。先輩方のまとまったノートは本当にすごくて、うらやましかったですが、自分には到底出来ないことだと見切りをつけて、パワーポイントに勉強したことを書いていき、何度も見返しました。膨大な数になりましたが、検索機能があったので、すごく使いやすくて、図もコピーして貼ることが出来たので、自分にはあっている勉強方法だと思いました。また、脳神経外科速報の電子版がすごく役に立ちました。疾患や手術方法ごとに検索できるので、欲しい情報が手に入り、まとめていくことが出来ました。専門医試験に合格出来たときは、本当に嬉しかったです。多くの方々のサポートや経験を積ませてくださったこの恵まれた環境に再度お礼申し上げたく存じます。これからも日々精進して少しでも良い医者になりたく存じます。