脳神経血管内治療学会専門医は、基礎訓練5年以上(脳神経外科専門医、放射線科専門医、救急科専門医、内科認定医、内科専門医)を取得し、専門訓練1年を経て取得出来る資格です。脳神経血管内治療の経験が100例必要で、そのうち20例は術者である必要があります。最短で医師7年目で脳神経外科専門医を取得し、8年目で脳神経血管内治療学会専門医を取得出来ます。
徳島大学病院では、脳神経血管内治療を年間150例以上行っており、50例以上の機械的血栓回収術を行っています。専攻医1年目でも専門医の指導下で機械的血栓回収術や中硬膜動脈塞栓術を経験出来ます。また、関連病院においても年間20―100例の脳神経血管内治療を経験出来ます。最近では脳卒中に対する脳神経血管内治療の役割が増えてきたことで、治療の総数が増えてきています。また、技術革新が著しい分野ですので、腫瘍やてんかんなどの異なる分野に対しても貢献出来ることが増えています。
脳神経血管治療学会専門医を取得することで、知識と技術の証明となるだけでなく、脳卒中など救急疾患への貢献も出来ます。脳神経外科を希望する学生、脳神経外科専門医のみならず、救急科専門医、内科専門医、放射線科専門医の先生方で脳神経血管内治療学会専門医取得を目指している方は医局までご連絡ください。