日本脳卒中学会専門医は脳神経外科学会専門医を取得した後に受験可能となる資格です。脳神経外科学会専門医以外に、内科学会認定内科医、小児科専門医、放射線科専門医、救急科専門医、リハビリテーション専門医を取得された先生方も受験可能な資格であり、脳卒中を診療する幅広い分野の医師が受験することが特色です。
その他受験要件として、①日本脳卒中学会に在籍3年以上、②認定研修教育施設で通算3年以上の研修、③日本脳卒中学会学術集会、日本脳卒中の外科学会学術集会、スパズムシンポジウムでの筆頭演者としての発表、④日本脳卒中学会雑「脳卒中」・日米合同誌「Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases」に1編以上(共著可)掲載(※査読制度のある雑誌に2編以上掲載でも可)等があります。徳島大学病院は脳卒中センターを有しており、日本脳卒中学会認定研修教育施設でもあります。徳島大学病院で研修を行えば十分な脳卒中症例を経験することができ、学会発表や論文作成も経験豊富な医局スタッフがサポートする体制がしっかり整っています。
具体的な試験内容は、実際に担当した10症例の要約を提出し、筆記試験も課されます。筆記試験は脳神経外科医として通常の診療を行っていれば十分対応できる内容と思われますので心配ありません。脳卒中は日常診療でよく遭遇する救急疾患であり、日本脳卒中学会専門医取得後も急性期から慢性期まで活躍の場は幅広く用意されています。