この度、リハビリテーション科専門医試験に合格しました。
脳神経外科では手術だけでなく、リハビリテーションも脳卒中の患者さんの急性期から生活期の長期にわたり非常に大切な分野です。リハビリテーションを専門とする脳神経外科医は数少なく、また、大学院での研究テーマの一つとしてロボットスーツリハビリテーションを挙げていたこともあり、リハビリテーション科専門医をとろうと決意しました。
2018年に新専門医制度が導入され、リハビリテーション科は19の基本領域のうちの1つとなっているため、リハビリテーション科専門医取得には専門研修プログラムに入って3年間研修しなければなりません。これに加え、専門医試験受験には30例の症例レポートの作成などが必要で、試験範囲は当然脳卒中以外の分野も多く、整形外科疾患、内科疾患、切断、発達障害など多岐にわたります。筋肉の支配神経・起始・停止などをすべて覚え直すところから始まり、実際の症例を経験しながら知識をつめこみ、多くの先生のサポートもあり、幸いなんとか合格することができました。
徳島大学脳神経外科では、脳神経外科専門医取得後も、自分のサブスペシャリティを広げる機会に恵まれております。ぜひ、みなさんも徳島大学脳神経外科で研修してみませんか?